こんにちは、和奏です。
自分ってどんな人だろう?って考えるとき、すぐには答えが見つからないものですよね。でも、他の人や環境との「違い」に気づくと、「あ、自分ってこういう人だったんだ」って思える瞬間があるんです。
例えば、過去の自分と比べてどう成長したかとか、理想の自分とのギャップに気づくこと。あるいは、憧れの人や価値観の違う人との対比で、初めて見えてくる自分らしさ。
今日は、この「差分」をヒントに、自己認知って面白いなと感じてもらえるようなお話をしてみたいと思います。
差分とは「違い」から自分を知るヒント
「差分」って少し難しく感じるかもしれませんが、簡単に言えば「違い」のこと。他の人との違いや、過去と現在の自分の変化、新しい環境に入ったときのギャップなど、何かと比べたときに初めて「自分らしさ」が浮かび上がってきます。
これが差分の面白さであり、自己認知のカギです。
誰かの行動を見て「自分ならこうするな」と思った瞬間、自分の価値観や考え方がはっきり現れます。差分は決して競争や優劣を測るものではなく、「自分ってこういう人なんだ」と知るための視点なんです。
差分を意識すると、他人や環境との比較が新しい気づきを生み出すきっかけになるかもしれません。
自分を知るために大切な「差分の視点」
他者や環境との違いに目を向けることで、自分自身の理解が深まります。比較する対象によって、新たな発見や気づきが得られるのも魅力の一つです。ここでは、自己認識を高めるための主な5つの対象を紹介しますね。
過去の自分:成長や変化を感じる
過去の自分と今の自分を比べると、気づかないうちに成長している部分がたくさん見えてきます。
- 「白か黒か」と極端にこだわっていたけど、今ではグレーゾーンを受け入れられるようになった。
- 何でもギリギリまでやらないタイプだったけど、最近は少し余裕を持って動けるようになった。
小さな変化でも振り返ると、「あ、自分も成長してるな」と思えるものです。和奏がよくやるのは「朝日記」での振り返り。昨日と今日を比べるだけでも、意外な発見があります。成長を感じられると、次に進む力も湧いてきますよね。
»日々をデザインする:朝日記のすすめ
理想の自分:未来への道しるべを見つける
理想の自分を思い浮かべて今と比べると、現在の位置がはっきりします。「理想が100点」ととして「今は30点くらい」となると、差の70点は未来への可能性、いわゆる「伸びしろ」なんです。
70点の差を埋められるものを考えると、次の行動が見えます。「好きな場所で、好きな人と、好きな仕事をする」という理想があったら、必要なスキルや経験を想像してみてましょう。
和奏が理想に向かい始めたきっかけ
12年前、会社員を辞めたいと本気で思うようになりました。いつか独立したい気持ちはずっとあったけれど、自分には会社員としての経験しかない。じゃあ、何をすればいいのか?まったく見えなくて、正直かなりモヤモヤしていました。
ひとつだけはっきりしていたのは、「人と話すことが好き」「誰かをサポートするのが好き」という気持ち。この感覚だけを頼りに、まずはコーチングを学び始めました。その後に出会った算命学。この学びが、自分の人生を大きく変えるきっかけになりました。
今思うと、あのとき自分を信じて学び始めたことが、理想に向かうスタートラインだったんだなぁと思います。
算命学の学びには時間がかかります。正直焦りやもどかしさもありました。でも、コツコツ学ぶことは和奏の算命学を見ると大切な要素。少しずつでも前に進むことで、不思議といつの間にか道が開けていくものなんですよね。
理想への道のりは遠いことは感じていましたが、まさに「急がば回れ」だっと思います。あのときの小さな一歩が、今の自分につながっていると思うと、学び始めて本当に良かったなと感じています。
憧れている人:学びと刺激を得る
憧れている人との違いに気づくと、新しい挑戦や学びのきっかけが見つかります。「楽しそうに働いていていいな」「人間関係のしがらみがなさそう」など、羨ましいと思う気持ちもチャンスです。
「羨ましい」という感情に注目して、自分が本当に求めているものを探しましょう。
「楽しそうに働く姿」に憧れるなら、自分も仕事を心から楽しむにはどんな環境がいいのか考えてみる。「しがらみのない人間関係」が羨ましいなら、自分が大切にしたい人間関係とはなにかを整理してみると、行動に落とし込みやすいです。
憧れの人との対比は、自分を成長させるヒントをたくさん与えてくれるもの。漠然としているものを言語化すると、次の一歩を考えるヒントになるかもしれませんね。
身近な人:日常からの気づき
家族や友人との違いって、日常の中で自分を知るヒントになることが多いですよね。
和奏は人と過ごすのは楽しいし大好きなんですが、終日誰かと一緒にいた後は、家に帰ると心からホッとします。「やっぱり一人の時間が必要だなぁ」としみじみ感じてしまうんです。ところが、一人の時間が続くと今度は寂しくなる。わがままですね(笑)。
友人の中には「ずっと誰かと一緒にいたい!」という人もいるので、人それぞれなんだなぁと感じます。自分にとって心地いい時間の過ごし方を見つけることが大切ですね。
価値観の異なる人:自分の軸を発見する
価値観の違う人と出会うと、「なんだか苦手だな」とか「ちょっと嫌だな」と感じることってありますよね。でも、その違和感こそ、自分の中にある「譲れないもの」に気づけるタイミングです。
誰かと意見がぶつかったときに、「自分はここを大切にしてるからこう考えるんだ」と気づく瞬間ってありませんか?価値観の違う人との接点って、ただ不快に感じて終わらせるのはもったいないもの。自分を知るヒントが隠れていることもあります。
違和感を感じたとき、ちょっと立ち止まって「今、何に引っかかったのかな?」と考えてみると、新しい発見があるかもしれません。
差分を意識することで得られるもの
他者や環境との「違い(差分)」に目を向けることは、単なる比較にはなりません。差分を意識することで、自分自身について多くの気づきや成長が得られます。
新しい挑戦や行動へのエネルギーを引き出す
理想の自分や憧れの人との違いを意識すると、「このままじゃいけないな」「こんな挑戦をしてみよう」と、前向きな行動へのエネルギーが湧いてきます。
「あの人みたいに仕事を楽しむために、自分も新しいスキルを学んでみよう」と考えられるのは、差分をポジティブに活かしている証拠です。
差分は未来へのヒントになると思います。「違い」を比較で終わらせず、自分らしさや成長の足がかりにすることが、差分を意識する大きなメリットです。
差分を活かすための方法
差分は見つけるだけでなく、どう活かすかが大切です。ここでは、日常で取り入れやすい方法と、算命学を使ったアプローチをご紹介します。
自分を振り返る時間を持つ
差分を活かす第一歩は、自分自身を振り返ること。
日記をつけたり、1日の終わりに少しだけ自分に問いかける時間を作ったりすると、自分の考え方や感じ方に気づきやすくなります。
- どんな場面で違和感を覚えたか
- 嬉しかったことや悲しかったことについて、なぜそう感じたのか
このような問いを自分に投げかけることで、無意識に過ぎ去っていた「差分」に目を向けられます。
»自分らしく仕事をすすめる:3つのポイント
環境を観察して、自分らしさを見つける
どんな環境で心地よく感じるか、逆にストレスを感じるかを意識することって、案外難しいです。
職場の文化や人間関係に「なんだか合わないな」と感じれば、自分の価値観と環境が少しずれているサインかもしれません。
自分がどんな環境で一番ラクに過ごせるのか、ちらっと浮かぶ感情も大切にしたいです。日々の選択が少しずつ変わっていくはず。長い時間を掛けてく釣り上げてきたものは、急に大きくは変わりないかもしれません。
小さな気づきが、少しずつ自分に合った場所や生き方を教えてくれる気がします。
算命学で自分らしさを見つけるヒント
算命学は古代中国で生まれ、自然観察を続けて構築した陰陽五行説に基づいています。ただの占いというよりも、自分の特性や宿命を客観的に知るツールです。
「どんな環境で力を発揮しやすいのか」「本当に得意なことは何か」——人間も自然界の一部と捉え、生まれた時の天体から受けたエネルギーを計算するために生年月日を使用します。
算命学で見える「才能の星」の特徴を使うと、自然に力を発揮できる方向性を見つけられます。幸せを感じやすい環境がわかるので、無理をせず、自分らしさを活かせる大きなヒントになりますよね。
算命学の視点や日々の振り返りを取り入れると、自分を客観視できます。「こんな強みがあったんだ」「こうすればもっとラクに進めるんだ」という発見は、小さな一歩を踏み出す大きな力になるはずです。
自分にとっての最適な道は、誰かが教えてくれるものではなく、自分で見つけるもの。その道を照らしてくれるのが算命学のようなツールです。ぜひ、自分らしい選択を楽しみましょう。
まとめ
私たちが自分のことを完全に理解するのって、難しいですよね。自分だけではなく、他者や環境、過去や理想との「違い」に目を向けることで、自分らしさや大切にしている価値観が少しずつ浮かび上がってきます。
「この環境では心地いい」「あの人のように生きてみたい」「ここは自分には合わないかもしれない」——小さな気づきが、自分を知る第一歩なんだと思います。
算命学は、自分の特性や宿命を客観的に理解するためのツールです。日常で気づいた「違い」に算命学の視点を加えることで、自分らしいストーリーを整理し、新しい視点を得る手助けになるかもしれません。
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